ナイロビ西部環状道路起工式
2011年8月26日
2011年8月12日、日本の無償協力プロジェクトであるナイロビ西部環状道路の起工式が、プロジェクト道路の一画で盛大に行われた。式典にはケニア政府からキバキ大統領、オディンガ首相、ベット道路省大臣他、日本政府からは高田大使及び加藤JICAナイロビ事務所長他、並びに地元住民や国際機関関係者等の多くが参列した。
キバキ大統領からは、西部環状道路及び6,300万ドルの旱魃被害に対する日本の支援に感謝の言葉が述べられるとともに、プロジェクトは幹線道路からの交通を迂回させることによってナイロビ中心部の交通混雑を緩和させる。ケニア政府としては国民生活の向上、投資の一層の促進のために、都市内の道路網を引き続き整備する。すでに市内6コリドーの開発の必要性が明らかとなっているが、その中でウゴング道路と東部環状道路の開発が最優先である旨が述べられた。
高田大使からは、道路建設においては工事の品質、地元経済への裨益、建設期間中の交通不便の最小化、環境への配慮が重要であり、日本業者はこの分野で卓越した技術力を持ち、彼らが手掛ける工事の高い品質は、長期的には経済性にも優れたものである。ケニアは東アフリカの交通の要衝であり、インフラ開発と経済開発を推進するケニアに対し、日本は今後とも品質重視のパートナーとして、ケニアを支援する所存であるとのスピーチが行われた。
なお、プロジェクトの概要は以下の通り。
背景:ケニア最大の都市であるナイロビ市は、環状道路の分断による道路の非効率な配置、経済活動の活発化、人口の急増などにより、交通渋滞が深刻化し、車輛運航に影響を及ぼすとともに、維持管理費の増加、交通事故の増大の原因ともなっている。その結果、ナイロビ市近郊の労働者は高い交通費の負担や長時間の通勤を強いられ、また、多くの低所得者は公共交通すら満足に利用できない状況に置かれている。ナイロビ市の人口は、2025年には現在の300万人から430万人へと増加することが推定されており、交通問題がケニアの経済発展の足枷になりつつあり、交通渋滞の解消が喫緊の課題となっている。
目的:
・地域のアクセス性の改善
・歩行者の移動時間の短縮、交通事故の減少
プロジェクトの内容:
・工期 :2011年6月~2012年9月
・無償資金協力額 :25億4,000万円
・全長8.36Kmの対象道路区間
Missing Link No.3 Kileleshwa Police Station~Westlands Roundabout (1.76Km)
Missing Link No.6Oloitokitok Road ~ Kileleshwa Police Station (2.85Km)
Missing Link No.7James Gichuru Road ~ Ngong Road (3.75Km)
・コンサルタント:
(株)片平エンジニアリングインターナショナル
・コントラクター:
(株)NIPPO