カンボジア「国道1号線(プノンペン~ネアックルン区間)改修計画」
2004年03月~2005年03月
国道1号線は、首都プノンペンとベトナム国境のバベットを結ぶ幹線国道であり、カンボジアの幹線道路網を構成する最重要道路の一つであるとともに、ベトナム第一の商業都市ホーチミンに達する道路に接続し、アジアハイウェイA-1号線の一部を形成する国際幹線道路です。ネアックルンからバベットまでの約105km区間については、アジア開発銀行の援助により改修事業が実施されました(2003年完工)。
しかし、プノンペン市からネアックルンまでの約56km区間については、メコン河に平行して横たわる氾濫原に位置する最も設計・施工が困難な区間であり、同区間の損傷は著しく平均時速約30km程度の走行しかできない状況であり、改修が緊急課題でした。また道路拡幅に伴い、約1,800世帯への影響を及ぼすことが判明しました。
カンボジア国側が影響住民に対して移転に係る意向調査(Simple Survey)を実施した結果、日本側が基本設計調査実施の要件とした「影響住民(PAPs)からの70~80%の基本合意の取得」が確認されたので、本基本設計が調査実施されました。設計にはPAPsへの影響が最小となるよう配慮し、2005年11月から改修工事が開始されて2007年1月に完成しました。
42kmの道路と橋梁1橋が改修されました。(第2/3期)
引続きネアックルン~プノンペン間(約55.98km)のうち、ネアックルン~コキ・マーケット間(約42.88km)の道路と橋梁1橋の改修工事が2006年11月に開始された。軟弱地盤上の難工事に加えて非自発的住民移転に係わる環境社会配慮などに対処し、2009年1月に完成した。