フィリピン「第2マグサイサイ橋及びブツアンバイパス道路建設事業」
2001年6月~2007年1月
既存のマグサイサイ橋は、ミンダナオ島ブツアン市のアグサン川に架かる唯一の橋梁で築50年を経過している。また、当該路線は市の中心部を通過することから交通量が多く、激しい渋滞が日常的に発生していた。更に既設橋の老朽化は著しく、その安全性に問題があるにもかかわらず、代替路線がないため供用下での限られた補修のみによるほかなく、抜本的な補強対策に着手できないでいた。また、その補修工事のために度々スムーズな交通が阻害され、地域物流のボトルネックとなっていた。
当該事業は、市内唯一の幹線道路の代替経路として、既存橋梁の約10km上流に第2マグサイサイ橋を建設し、そのアクセスとしてブツアン空港とフィリピンの南地区幹線道路のフィリピンジャパンフレンドシップハイウェイを直接結ぶ18.1kmのブツアンバイパス道路を建設するものである。この事業の目的は、既存の幹線道路の交通渋滞を解消すると共に、既設橋梁の延命に必要な恒久対策を講ずることのできる環境を整備すると共に、市のバランスの良い将来発展を促し、地域の基幹空港へのアクセスを容易にし、ひいてはカラガ地域全体の経済成長を支えるために必要な社会基盤を整備することである。
当該事業は、2000年6月フィリピン共和国政府とJBICとの間で同意された円借款によるもので、約45億円の工事費と2年9ヶ月の工期を費やし、2007年1月完成した。