ベトナム「道路維持管理能力強化プロジェクト」詳細計画策定調査」
2011年02月~2011年03月
ベトナム国(以下、「ベ」国)では、社会経済開発5カ年計画(2006-2010)において、「低所得国からの脱却と工業化」を目標に掲げ、運輸交通インフラの整備を重要課題と位置付けて、空港、港湾、道路、鉄道等の交通インフラの整備を計画・実施している。その中で、国道ネットワークは、自国予算、円借款、世銀、ADB等からの支援により、リハビリや新設が進んでおり、2010年には道路延長も17,385kmに達している。現在もその延長を延ばし続け、運輸交通インフラの中で重要な役割を果たしている。しかし、「ベ」国では、これまで国道の建設に重点が置かれてきたこともあり、ベトナム道路総局(DRVN)が実施している国道維持管理に対しては十分な予算が配分されていない。このため、国道の維持管理のみならず、維持管理技術の開発や人材育成に対しても予算配賦が十分にできない状況にある。この要因しては、道路台帳等が電子化されていないこと等により、計画策定の根拠が明確でないことがあげられる。
これらのことから、本プロジェクトでは、現在DRVNが実施している国道の維持管理について、維持管理マネジメント技術、責務権限の分担、計画策定技術、道路施設の点検・健全度判定等の道路維持管理技術、道路台帳及び技術者育成プログラムの現状について調査分析を行い、この結果を基に、道路維持管理能力を強化するための詳細計画を策定することを目的としている。策定されたプログラムは今後JICAが実施する道路維持管理能力強化プロジェクトに反映される予定である。