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キルギス「イシククリ州・チュイ州道路維持管理機材整備計画」

2009年08月~2011年12月

 「キ」国の道路交通は、貨物及び旅客ともに9割以上のシェアを占める交通手段となっており、中央アジア地域ひいては南西アジア地域を結ぶ域内の重要な交通手段のみならず、地域住民の生活道路として重要な経済基盤としての機能を果たしている。貨物・旅客輸送は、多くを旧ソ連時代に建設された道路網に依存しているが、1991年の独立後の内戦及び経済の低迷などによって道路の老朽化が進んでおり、国民の生活に必要な物資の輸送だけでなく周辺国との交易にも支障をきたしているため、経済成長のボトルネックとなっている。

 現在、「キ」国の総道路延長は約34,000kmであり、農道や工業道路を除く約19,000kmの公道が運輸通信省(Ministry of Transport and Communications、以下「MOTC」)管轄下にあり道路維持管理が行われている。しかし、舗装率は40%と低く、援助機関の資金により改修した道路を除けば、都市間を結ぶ幹線道路についてもポットホール、路肩の損傷等が散見され、十分な維持管理が行われているとはいえない状況である。年間約200kmの道路網が維持管理不足のために機能を失っていると推定されており、道路維持管理能力向上は喫緊の課題である。

 この様な背景の下、2007年にイシククリ州、ジャララバード州、オシュ州、2009年にはチュイ州、タラス州、バトケン州につき、道路維持管理機材の調達に係る無償資金協力の要請があった。要請の対象となった6州につき、相手国政府が付した優先順位、独立行政法人国際協力機構(以下JICA)が実施しているプロジェクトとの相乗効果、既存の国際幹線の有無等を外務省及びJICAにて検討し、相手国政府とも調整の上、イシククリ州及びチュイ州を対象にした計画として、調査を行った。

 調査結果を解析した後、道路維持管理に関する機材144台の調達を無償資金協力として実施している。

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