グアテマラ「グアテマラ国道路・橋梁計画専門家派遣(有償資金協力専門家)(道路・橋梁計画)」
2011年02月~2011年12月
グアテマラ共和国(以下「グ」国)では、36年間続いた内戦の影響もあり、主要な交通輸送手段である道路の整備が遅れており、特に山岳部は地理的な条件から道路の整備状況が悪く、住民の生活水準向上及び経済活動振興のボトルネックとなっている。一般に道路の維持管理状況も不十分で、主要国道でさえ法面の補強等が十分ではなく、災害対策の観点からも問題を抱えている。 「グ」国の道路分野に対して、近年、我が国は主に有償資金協力による支援を行ってきている。「地方道路整備事業」で国道7号西線等を整備し、「和平地域道路整備事業」で国道7号東線等の整備を現在実施中である。これら有償資金協力等の実績を踏まえ、道路セクターに関する政策協議における有効なツールの策定を念頭に、JICAは2009年11月より2010年12月まで「道路政策アドバイザー」を通信・インフラ・住宅省道路局(以下「DGC」)に派遣した。同専門家の派遣により、主要道路の基礎情報をまとめた「道路・橋梁インベントリー」が作成されておらず、道路・橋梁上で土砂災害等が起きた後の復旧策が迅速かつ効果的に策定されないこと等が明確となり、「道路・橋梁インベントリー」作成に必要なキャパシティデベロップメントを行う必要性が認識された。 「グ」国の道路では、2008年12月に「地方道路整備事業」で整備した国道7号西線において大規模な山崩れが発生した他、2010年9月には豪雨により主要幹線道路であるパンアメリカンハイウェイでも土砂災害が発生し甚大な被害が報告されている。このように、同国道路セクターにおける災害対策は極めて不十分であり、災害リスクの軽減に対するDGC及び関係部局の意識の向上を図るためにも、同インベントリーの作成が急務となっている。
本業務の目的は、「グ」国において未整備である「道路・橋梁インベントリー」の作成に係る指導・助言を通じ、同国の道路・橋梁上での災害からの復旧策の迅速かつ効果的な策定を支援することである。
業務の範囲及び内容 業務範囲は「グ」国全土であり、業務内容としては、「グ」国において未整備である「道路・橋梁インベントリー」の雛形を準備し、JICAグアテマラ駐在員事務所で別途雇用予定のローカルコンサルタントを活用し、同雛形に必要な情報を盛り込むことにより、同国主要道路・橋梁のインベントリー策定を行えるよう技術指導を行う。