アフガニスタン「カブール空港機能強化プロジェクト準備調査」
2011年02月~2011年10月
アフガニスタン国(以下「ア」国)は急峻な山が連なる国であるため国内外間の移動に航空機が用いられ、航空は道路と並ぶ運輸・交通の重要な手段である。国内には40前後の空港が所在し、首都カブールの空港は3,500mの滑走路1本を持つ「ア」国の玄関口であり、同国最大の空港として、国内外の交通・物流の拠点となっている。
同空港の旅客数は近年著しく増加しており、2003年の「カブール国際空港ターミナル建設計画」(無償事業)の基本設計調査時点に予測された2010年推定旅客数の67万人は2008年(66万人)にほぼ達成され、2009年には110万人(速報値)を超え、空港の許容量を超えるのは時間の問題であると指摘されている。 旅客数の増加に伴い、管制や空港・航空保安等の空港機能の強化が喫緊の課題となっているが、空港全体の整備計画が存在しないため、機能強化の方向性が決定されていない。カブール空港全体の整備計画に基づき、空港の機能強化を行うことが「ア」国の航空セクターの大きな課題の一つである。
「ア」国は、「アフガニスタン国家開発戦略」(2008年)において、カブール国際空港とヘラート空港を、国際民間航空機関(ICAO)の基準と勧告を満たす国際空港とすることを目指している。また、運輸民間航空省作成の「運輸民間航空省戦略」によれば、「民間航空の発展には、第一に国際民間航空機関(ICAO)の基準と勧告に合致した空港の整備を行うべき」とされており、優先順位としては全国約40空港のうち、カブール国際空港とヘラート空港の整備が最上位に位置づけられており、本調査では先方の要望に基づき、カブール空港の将来需要を見越した空港敷地内の有効活用策や関連政策・課題への対応能力強化等に対応するプロジェクトを提案することを目的として実施する。 わが社は、上述のプロジェクトに必要な環境社会配慮を担当する。