空港・港湾Airports and Harbors

2010.01 - 2024.05

プロジェクト名

ジュバ河川港拡充/整備計画

  • 詳細設計
国名:南スーダン
地域:アフリカ
発注者:JICA/MOT

南スーダンは2011年に独立した世界で最も新しい国である。その首都であるジュバは急速な都市化と共に人口急増、インフラ不足に伴う水・物資不足等の様々な問題が顕在化している。

 

弊社は、2006年から緊急開発協力の一環として、小規模な基礎インフラである給水施設・港湾等を整備してきたが、需要の急増を受け抜本的な施設整備が必要となっていた。

 

このような状況を受け、本事業はジュバ河川港の整備にフォーカスをあて、➀ジュバの物流改善、②ナイル川沿いの河川港を持つ都市の経済発展を促進、③南スーダンへのアクセス改善を通じて、投資・開発を促進させることを目標として開始された。

 

本事業は、施設整備として桟橋・荷役ヤード・管理棟・倉庫兼修理棟等の建設、機材調達としての120tクレーン・フォークリフト等の調達の2つのコンポーネントにより構成されている。

 

2010年に事業が開始され概略設計及び詳細設計を完了し、施設整備及び機材調達が開始されたが、南スーダン国内における紛争の勃発により2度にわたり中止されることとなった。

 

しかし、本事業の再開は南スーダンの発展に必要不可欠であることから、南スーダン国政府及びJICAの強い意向、及び南スーダン国内の安定化に伴い2022年に再開することになり、2023年現在、事業内容をより現状及び将来予測に即したものへの見直し調査を南スーダン国政府関係者と共に実施している。

 


ジュバ河川港の現状
桟橋及び係船柱等の施設により、自然護岸の浸食が著しい

 


完成予想図

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